MENU
やすひら
やすひらと申します。
長靴を履いたタヌキ(ITエンジニア)です。
モノ作りの楽しさを発信中。
X(旧Twitter)のフォローもお願いします。

[Python]環境変数の定義

Pythonでは、環境変数を定義することができます。
環境変数はプログラムを動作させるために必要な設定値で、環境変数を定義することで、ソースコードを変更不要で、設定値を変更することができるようになります。

やすひら

環境変数の定義について紹介します

この記事でわかること
  • 環境変数とは
  • 環境変数の定義方法
目次

環境変数とは

環境変数とは、プログラムが動作に必要な設定値のことです。
環境変数は、システム全体や特定のアプリケーションで利用することができます。

データベースの接続情報やAPIキーは、機密性が高いため、ソースコードに記述するとセキュリティ上の危険が伴いますので、環境変数で定義することが重要です。
サーバーの動作モード(開発環境、テスト環境、本番環境など)を環境変数として設定することで、アプリケーションのモード設定をソースコードを変更せずに挙動を制御することができ、利便性を向上させることができます。

環境変数の定義方法

環境変数の定義方法を紹介します。

ソースコードに環境変数を定義する

os.environを用いて、環境変数を定義します。

ソースコード

import os

os.environ['API_KEY'] = 'XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX'

api_key = os.getenv('API_KEY')
print(api_key)

コマンド実行例

$ python3 -B python-environ.py
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

os.environを用いて環境変数を定義できました。

os.envisonでは、ソースコードに環境変数の設定値を定義します。
セキュリティ上、ソースコードに記述したくない設定値がある場合には適していません。

外部ファイルに環境変数を定義する

dotenvを用いて、外部ファイルに環境変数を定義します。
dotenvを利用するには、ライブラリをインストールする必要があります。

コマンドライン

pip install python-dotenv

環境変数 設定ファイル

API_KEY=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ソースコード

from dotenv import load_dotenv
import os

# .envファイルを読み込む
load_dotenv()

api_key = os.getenv('API_KEY')

print(f'API_KEY: {api_key}')

コマンド実行例

$ python3 -B python-dotenv.py
API_KEY: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

dotenvライブラリを用いることで、外部ファイルに環境変数を定義することができます。

セキュリティ上、ソースコードに記述したくない設定値がある場合に適しています。

まとめ

Pythonの環境変数を定義について紹介しました。

Pythonの環境変数の定義は
  • os.environでソースコードに定義できる
  • dotenvライブラリで外部ファイルに定義できる

環境変数を定義することで、ソースコードを変更することなく柔軟に設定値を変更することができます。
機密性が高い設定値をソースコードに記述するのは、セキュリティ観点で望ましくないため、環境変数を利用することを推奨します。

  • URLをコピーしました!
目次