AI技術が進化する中で、開発者がAI機能を手軽に利用できるAPIとして Claude APIがあります。
本記事では、Claude APIの概要と使い方を解説します。
Claude APIの使い方を紹介します
- Claude APIとは
- Claude APIの始め方
- Claude APIの使い方
Claude APIとは
Claude APIは、Anthropicが提供するAIモデルにアクセスするためのAPIです。
APIを利用することで、高度なAI機能を簡単にアプリケーションやシステムに組み込むことができます。
APIとは
API(Application Programming Interface)は、ソフトウェアやアプリケーション同士が連携するためのインターフェースです。
APIは、異なるアプリケーションやサービスが連携するための”ルール”と”手段”を提供する仕組みです。
Claude APIでできること
Claude APIでできることを紹介します。
- 文章生成: カスタムチャットボットや文章自動生成。
- プログラミング: 自動コード補完やデバッグ。
- 言語翻訳: 自然な翻訳機能。
Claude APIの始め方
AnthropicのAPIの始め方を紹介します。
Anthropicアカウントの作成
Anthropic公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。
URL
https://claude.ai/公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスします。
URL
https://console.anthropic.comブラウザ画面


メールアドレスを入力
メールアドレスを入力します。
ブラウザ画面


メールアドレス認証
メールアドレス認証を行います。
ブラウザ画面


利用目的を選択
利用目的を選択します。
ブラウザ画面


Claude Consoleにアクセス
Claude Consoleにアクセスします。
ブラウザ画面


メニュー画面を開く
メニュー画面を開きます。
ブラウザ画面


APIキーを選択
APIキーを選択します。
ブラウザ画面


APIキー取得画面に遷移
APIキー取得画面に遷移します。
ブラウザ画面


APIキーを取得
APIキーを取得します。
ブラウザ画面


APIキーをコピー
APIキーをコピーします。
ブラウザ画面


APIキーを確認
APIキーを確認します。
ブラウザ画面


支払い定画面に遷移
支払い設定画面に遷移します。
ブラウザ画面


支払い定画面に遷移
支払い設定画面に遷移します。
ブラウザ画面


支払い情報を入力
支払い情報を入力します。
ブラウザ画面


支払い情報を確認
支払い情報を確認します。
ブラウザ画面


支払い上限金額の設定画面に遷移
支払い上限金額の設定画面に遷移します。
ブラウザ画面


支払い上限金額を設定
支払い上限金額を設定します。
ブラウザ画面


Claude APIの使い方
AnthropicのAPIの使い方を紹介します。
AnthropicのAPI仕様
Claude APIの仕様について紹介します。
エンドポイント
エンドポイントは複数ありますが、利用するモデルによって使い分けが必要です。
| エンドポイント | 概要 |
|---|---|
| /v1/messages | チャット形式の生成を行います。 |
モデル
Claude APIで利用できる主な学習モデルを紹介します。
| モデル | 概要 |
|---|---|
| Claude Opus 4.5 | 高性能でコーディングやエージェントの処理が可能 |
| Claude Haiku 4.5 | 低コスト/高速化したモデル |
| Claude Sonnet 4.5 | 日常利用に効果的なバランス型のモデル |
| Claude Opus 4.1 | コーディングやエージェント、推論の処理が可能 |
パラメータ
Claude APIで利用できる主なAPIパラメータを紹介します。
| パラメータ | 概要 |
|---|---|
| model | 利用する学習モデルを設定する |
| messages | 会話のやりとりリストをメッセージリストに設定する |
| system | 初期設定や会話ルールを設定する |
| role | 会話の役割を設定する |
| content | 会話の内容を設定する |
| max_tokens | 最大トークン数の設定 |
| role | 概要 |
|---|---|
| user | ユーザーのリクエスト(質問/要求/指示)を設定する |
| assistant | 学習モデルが回答した内容を設定する |
料金
Claude APIの料金は従量課金です。
Claudeを有料で利用している方でも、別料金で従量課金になります。
発生コストは、モデルとトークン数によって異なります。
高性能のモデルは高く、低性能/高速のモデルは安い傾向があります。
入力トークンや出力トークンのトークン数が多いほど、発生コストが高くなります。
Claude APIの料金を節約するためには、トークン数を少なくして、必要に応じたモデルを利用すると良いです。
curlコマンドでリクエストを送信
本記事では、cURLのコマンドでリクエストを送信する手順を紹介します。
cURLを用いてリクエストを送信します。
claude-haiku-4モデルを使ってテキスト生成を行います。
コマンドライン
curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
-H "x-api-key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
-H "anthropic-version: 2023-06-01" \
-H "content-type: application/json" \
-d \
'{
"model": "claude-haiku-4-5-20251001",
"max_tokens": 1024,
"messages": [
{
"role": "user",
"content": "AIとは何か教えてください。"
}
]
}'コマンド実行例
$ curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
-H "x-api-key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
-H "anthropic-version: 2023-06-01" \
-H "content-type: application/json" \
-d \
'{
"model": "claude-haiku-4-5-20251001",
"max_tokens": 1024,
"messages": [
{
"role": "user",
"content": "AIとは何か教えてください。"
}
]
}'
{"model":"claude-haiku-4-5-20251001","id":"msg_************************","type":"message","role":"assistant","content":[{"type":"text","text":"# AIについて\n\nAIは**人工知能(Artificial Intelligence)**の略称です。\n\n## 基本的な定義\n\nコンピュータが人間のような知的活動を行うための技術や仕組みです。\n\n## 主な特徴\n\n- **学習**:データから規則やパターンを学ぶ\n- **推論**:学んだ知識から判断・予測する\n- **認識**:画像や音声を理解する\n- **自動処理**:人間の指示なく自動判断する\n\n## 日常生活での例\n\n- スマートフォンの音声認識\n- 検索エンジンの検索結果\n- 推薦機能(YouTubeやNetflixなど)\n- 自動運転技術\n- チャットボット(このような対話AI)\n\n## 種類\n\n- **弱いAI**:特定の分野に特化したAI\n- **強いAI**:人間と同等の汎用的な知能(現在はまだ実現していません)\n\nAIは急速に発展している分野で、ビジネスや医療、教育など様々な分野で活用されています。\n\nご質問があれば、さらに詳しく説明します。"}],"stop_reason":"end_turn","stop_sequence":null,"usage":{"input_tokens":17,"cache_creation_input_tokens":0,"cache_read_input_tokens":0,"cache_creation":{"ephemeral_5m_input_tokens":0,"ephemeral_1h_input_tokens":0},"output_tokens":343,"service_tier":"standard"}}Pythonでリクエストを送信
PythonでもClaude APIを利用できます。
ソースコード
import anthropic
# APIキーを設定
API_KEY = "$ANTHROPIC_API_KEY"
# モデルを指定
MODEL="claude-haiku-4-5-20251001"
# Anthropicクライアントを初期化
client = anthropic.Anthropic(api_key = API_KEY)
# メッセージ送信
message = client.messages.create(
model=MODEL,
max_tokens=1024,
messages=[
{
"role": "user",
"content": "AIとは何か教えてください"
}
]
)
print(message.content[0].text)
コマンド実行結果
$ python3 -B python-claude.py
# AIについて
## 基本的な定義
**AI(人工知能)** は、人間のような知的な活動をコンピュータで実現する技術です。
## 主な特徴
### できることの例
- **データ分析** - パターンを認識して予測
- **自然言語処理** - 文章を理解・生成(私もこれです)
- **画像認識** - 写真の内容を識別
- **意思決定** - ルールに基づいて最適な選択肢を選ぶ
### 種類
- **狭いAI** - 特定の1つのタスクに特化(現在はこれ)
- **汎用AI** - 人間のように多様なタスクに対応(まだ実現していない)
## 身近な例
- スマートフォンの音声助手
- 推奨動画の表示
- メールのスパム判定
- 自動翻訳
## 重要なポイント
AIは**与えられた指示や学習データに基づいて動作**するツールです。独立した意思を持つわけではありません。
何か特定の側面について詳しく知りたいことはありますか?まとめ
Claude APIは、生成AIを簡単に利用するためのAPIです。
- APIキーを生成する必要がある
- リクエストを送信して生成AIを利用する
Claude APIを利用することで、開発しているアプリケーションに、Anthropicの生成AI機能を組み込むことができます。
生成AIは、ヒトの活動範囲を飛躍的に拡張できる有用なツールです。
開発したアプリケーションやツールに生成AIの機能を追加して、機能を拡張していくと良いと思います。


