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やすひら
やすひらと申します。
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[Linuxコマンド]lsコマンドの概要と使い方

lsコマンドはカレントディレクトリ配下のディレクトリ/ファイルを表示するコマンドです。

やすひら

lsコマンドの概要と使用方法を紹介します

この記事でわかること
  • lsコマンドの概要
  • lsコマンドの使い方
目次

コマンド概要

lsコマンドでは、カレントディレクトリ配下のディレクトリおよびファイルの情報を標準出力します。

今いるディレクトリの中身を確認したい時に使用するコマンドです。

コマンドオプション

コマンドオプションを紹介します。

コマンドオプション意味
-a隠しファイル等も含めた全てのディレクトリ/ファイルを表示
-lファイルの詳細情報を表示する
-Fファイルの種別も表示する
-1ファイル名を1行で表示する
-R下位の階層も含めて表示する
-Sファイルサイズが大きい順に出力する
-t修正時間が新しい順で出力する
-r逆順にソートして出力する

コマンドの使い方

lsコマンドの使い方を紹介します。

カレントディレクトリ内の情報を出力する

lsコマンドでディレクトリ内の情報を出力します。

コマンド形式

ls

コマンド実行例

$ ls
hogehoge hogehoge.txt

lsコマンドを実行するとカレントディレクトリ配下のディレクトリとファイルを標準出力します。
カレントディレクトリにhogehogeディレクトリとhogehoge.txtファイルが存在していることがわかります。

カレントディレクトリ内の詳細情報を出力する

lsコマンドでディレクトリ内の詳細情報を出力します。

コマンド形式

ls -l

コマンド実行例

$ ls -l
drwxr-xr-x 2 user user 4096 10月 16 14:25 hogehoge
-rw-r--r-- 1 user user    0 10月 16 14:25 hogehoge.txt

オプションで”-l”を指定すると、詳細データを標準出力します。
詳細データは左から権限、通番、権限ユーザー、作成ユーザー、ファイルサイズ、タイムスタンプ、ファイル/ディレクトリ名称です。

カレントディレクトリ内の情報を修正時間順で出力する

lsコマンドでディレクトリ内のデータを修正時間順で出力します。

コマンド形式

ls -ltr

コマンド実行例

$ ls -ltr
drwxr-xr-x 2 user user 4096 10月 16 14:25 hogehoge
-rw-r--r-- 1 user user    0 10月 16 14:30 hogehoge.txt

オプションで”-ltr”を指定すると、修正時間が古い順に出力します。
“-t”オプションは、修正時間が新しい順に出力させる指定ですが、”-r”指定を追加することにより、逆順となり古い順に出力されます。

“-t”指定でも修正時間順に出力しますが、古いものが上位にあった方が自然に見えるため、筆者は”-ltr”を使用することが多いです。

カレントディレクトリ内の隠しファイルも出力する

lsで隠しファイルも含む全ファイル/ディレクトリを出力します。

コマンド形式

ls -a

コマンド実行例

$ ls -a
.  ..  .hogehoge  hogehoge  hogehoge.txt

隠しファイル”.hogehoge”を含む、全ファイル/ディレクトリが出力されました。
設定ファイルやエイリアスファイル、TEMPファイル、SWAPファイルは隠しファイルとなっています。
隠しファイルを調べたい場合は、”-a”指定で表示させる必要があります。
また、他オプションと組み合わせれば、隠しファイルの修正時間などを調べることも可能です。

まとめ

lsコマンドの概要と使い方を紹介しました。

lsコマンドは
  • ディレクトリ内の情報を確認できる

ディレクトリ内の情報を確認することは、Linuxの基本動作の1つです。
かなり多用するコマンドですので、覚えて実践していきましょう。

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