tailコマンドは指定したファイルの内容をリアルタイムで表示するコマンドです。
やすひら
tailコマンドの概要と使用方法を紹介します
この記事でわかること
- tailコマンドの概要
- tailコマンドの使い方
目次
コマンド概要
tailでは指定ファイルの内容をリアルタイムで標準出力します。
コマンドオプション
コマンドオプションを紹介します。
コマンドオプション | 意味 |
---|---|
-f | ファイル指定 |
-F | ファイル指定 (リネームされてもファイルオープンする) |
コマンドの使い方
tailコマンドの使い方を紹介します。
指定ファイルをリアルタイムで表示する
tailでファイルをリアルタイムを表示します。
コマンド形式
tail -f [ファイル名]
コマンド実行例
$ tail -f hogehoge.txt
hello world!
hogehoge.txtに文字列を追加して、リアルタイム表示を確認します。
コマンド実行例
$ date >> hogehoge.txt
$ tail -f hogehoge.txt
hello world!
Wed Feb 2 16:35:57 JST 2022
指定ファイルをリネームしてリアルタイムで表示する
tailでファイルをリネームしてリアルタイムを表示します。
コマンド形式
tail -F [ファイル名]
コマンド実行例
$ tail -F hogehoge.txt
hello world!
Wed Feb 2 16:35:57 JST 2022
$ date >> hogehoge.txt
$ mv hogehoge.txt hogehoge_old.txt
$ date >> hogehoge.txt
$ tail -F hogehoge.txt
hello world!
Wed Feb 2 16:35:57 JST 2022
tail: 'hogehoge.txt' has become inaccessible: No such file or directory
tail: 'hogehoge.txt' has appeared; following new file
Wed Feb 2 16:37:04 JST 2022
まとめ
tailコマンドの概要と使い方を紹介しました。
tailコマンドは
- ファイルをリアルタイムで確認できる
- ファイルがリネームされてもリアルタイムで確認できる
プログラム中にファイル出力でログファイルをリアルタイム出力していて、ターミナル上でログ監視するにはtailコマンドを用いて監視することが可能です。
tailコマンドでログファイルをリアルタイム出力することで、監視しやすくなります。
かなり多用するコマンドですので、覚えて実践していきましょう。