[Python]例外処理

2024年7月24日

Pythonでは、予期せぬエラーを例外処理として制御することができます。
本記事では、Pythonの例外処理を紹介します。

やすひら

Pythonの例外処理を紹介します

本記事でわかること

Pythonの例外処理

プログラムを実行していると、予期しないエラーが発生することがあります。
Pythonでは、例外処理を用いることで、これらのエラーを適切に処理し、プログラムのクラッシュを防ぐことができます。

try-except文による例外処理を紹介します。

構文

try:
    実行する処理
except [例外の種類]:
    例外が発生した場合に実行する処理

ソースコード

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("0で割ることはできません")

コマンド実行例

$ python3 -B python-try-except.py
0で割ることはできません

try文で例外処理ができます。
except文を複数記述することで、複数の例外処理を行うことも可能です。

try-except-else文による例外処理を紹介します。

構文

try:
    実行する処理
except [例外の種類]:
    例外が発生した場合に実行する処理
else:
    例外が発生しなかった場合に実行する処理

ソースコード

try:
    result = 10 / 2
except ZeroDivisionError:
    print("0で割ることはできません")
else:
    print(f"結果は {result} です")

コマンド実行例

$ python3 -B python-try-except-else.py 
結果は 5.0 です

except文で定義した例外パターンが発生しなかった場合は、else文の処理が実行されます。

try-except-finally文による例外処理を紹介します。

構文

try:
    実行する処理
except [例外の種類]:
    例外が発生した場合に実行する処理
finally:
    例外の有無に関わらず実行する処理

ソースコード

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("0で割ることはできません")
finally:
    print("処理が終了しました")

コマンド実行例

$ python3 -B python-try-except-finally.py
0で割ることはできません
処理が終了しました

except文で定義した例外パターンの発生有無に関わらず、finally文の処理が実行されます。

Pythonの例外処理を紹介しました。

Pythonの例外処理は

Pythonの例外処理は、try文、except文、else文、finally文を組み合わせて記述します。
例外処理によって、プログラムのエラーを適切に処理することができます。