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やすひら
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[人工知能]音声認識の概要と活用方法

音声認識は、ヒトが発音した音声をコンピューターが認識するための技術です。
音声情報をテキスト情報に変換することができるため、音声による直感的な操作を可能とします。

やすひら

音声認識の概要と使い方を紹介します

この記事でわかること
  • 音声認識の概要
  • 音声認識でできること
  • 音声認識の仕組み
  • 音声認識の活用例
  • 音声認識の実装例
目次

音声認識とは

音声認識は、人間の声を解析し、コンピューターが音声情報を理解する技術です。
音声をテキストに変換したり、音声コマンドを通じてデバイスを制御することが可能です。
スマートフォンやスマートスピーカーで音声認識の技術を利用して、音声でデバイスを制御します。

音声認識でできること

音声認識でできることを紹介します。

音声テキスト変換

音声認識では、音声で入力した情報をテキストに変換することができます。

音声認識の仕組み

音声認識の仕組みを紹介します。
代表的な仕組みとして、以下の手順で音声を認識しています。

STEP
音響分析

マイクで音声をキャプチャします。
音声波形を音響分析によって、デジタルデータに変換します。

STEP
音声データから音素を抽出

音響分析で抽出した特徴を、学習データと照合します。
音声データの特徴が、どの音なのかを照合して、音素を抽出します。

STEP
発音辞書から単語に変換

抽出した音素を、発音辞書と照合して、日本語の単語に変換します。

STEP
自然言語処理

単語から自然な日本語を形成して、日本語のテキストを構築します。 

音声認識の活用例

音声認識の活用例を紹介します。

文字起こし

音声の情報をテキストに変換して、記録を残せるため、議事録でも利用することができます。
議事録は、ヒトが音声を聞いてタイピングで文字入力することで、作成していました。
音声認識が活用できれば、音声を議事録に変換することができます。

音声入力

スマートフォンでは、音声入力を行うことができます。
スマートフォンでは、主にキーボードから入力していますが、音声認識を活用して、音声情報を入力情報とすることができます。

AIアシスタント

AIアシスタントは、スマートフォンやスマートスピーカーの機能です。
音声入力によって、デバイスを操作することができます。

リアルタイム翻訳

音声認識では、リアルタイムで言語を翻訳することができます。
マイクから入力した音声の情報を、他の言語に翻訳することで、リアルタイム翻訳をすることができます。

音声認識の実装例

音声認識の実装例を紹介します。

Whisper

Whisperは、OpenAI社が提供する音声認識のソフトウェアです。
GitHub公開版はオープンソースで利用できるため、誰でも手軽に利用することができます。
有料にはなりますが、APIでも利用することができます。

Faster Whisper

Faster Whisperは、OpenAI社が提供するWhisperを、CTranslate2で再構築したモデルです。
GitHub公開版のWhisperと同様にオープンソースとなっており、誰でも利用することができます。
Whisperよりも最大で4倍高速で動作することができます。

まとめ

音声認識の概要と使い方を紹介しました。

音声認識は
  • 音声をテキストに変換する
  • 音声入力ができる

音声入力は、ヒトが直感的に入力できる入力方法です。
音声入力を利用できれば、ハンズフリーで入力するメリットもあるので、ぜひ活用したい技術の1つです。

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